世界的にプレーされている人気スポーツ、バレーボール。
そんなバレーボールですが、1年おきに公式戦では使うボールが変わったり、これまでにボールの色も変化してきています。
今回はバレーボールのボールの変化を中心に紹介します。
それでは早速、解説に入りましょう。
[スポンサーリンク]バレーボールの色の変化
バレーボールのボールは実は変わっています。
もともとバレーボールは、公式戦、練習戦問わず白色のボールが使用されていましたが、1988年に色のついたボールが初めて公式戦で使われるようになりました。
この時は、青・黄・白の3色のMIKASAのボールが採用されました。
バレーボールのボールがカラーに変わった理由として、
- 1988年当時はスポーツ用具のカラー化が流行っていた。
- テレビ中継する際に、視聴者がボールを見つけやすい。
といったものが挙げられます。
このカラーボールは選手にも、回転が見やすい、ボールの軌道を予想しやすいと、かなり好評だったようです。
そして2008年の北京オリンピックで青・黄の現在も使用されているボールカラーに変わり、以降定着しました。
[スポンサーリンク]日本のバレーボールは1年ごとにボールが変わっている?
バレーボールのボールは変わっているわけですが、その周期は1年です。
バレーボールメーカーのMIKASAとmoltenは、日本バレー協会やVリーグ機構のスポンサーなので、日本人選手はMIKASAとmoltenを男女交互に1年ずつ使用しています。
ボールが異なると、レシーブやサーブに大きな影響があります。
ボールが違っても結果を残すために、バレーボールの選手は1年ずつボールの感触を確かめながら試合に臨むということです。
[スポンサーリンク]2種類のボールの特徴
上記で挙げたMIKASAとmoltenですが、国際大会に使用されているのはこの2種類のみです。
この2種類には、どういった違いがあるのでしょうか?
MIKASA
MIKASAは、ラリーが続くことで感動的な試合をテーマに、バレーボールを製造している企業です。
- 青・黄のカラー
- サーブ時の変化量が少ない
- 安定したトスアップが可能
- ボールのマルチパターン構造が、飛行曲軌道を描く
- 18枚の特殊形状パネルから形成されたデザイン
- 表面に特殊コーティングがされており、汗でも滑りにくいグリップ力
上記がMIKASAのボールの特徴です。
molten
moltenは、すべての人々の技術や意思が100%発揮できる本物のゲームを実現する、をコンセプトにバレーボールを製造している企業です。
- 赤・緑・白のカラー
- 18枚のパネルが螺旋模様になっているデザイン
- ボールの軌道安定性がある
- ボールのコントロール精度が高い
- 飛行軌道のブレを抑える新しい技術を開発
- サーブの落下点のブレが少ない
- 弾力がある
moltenのボールには、上記のような特徴があります。
双方のボールも、バレーボールをより公平に保つための工夫がされています。
ただ、MIKASAのボールの方がmoltenに比べ、変化量が少なかったり、moltenのボールの方が弾力が優れていたりと、少なからず2種類のボールには異なった点は存在します。
ボールの性能の違いが、公式戦や世界大会では勝敗を分ける要因にもなっています。
[スポンサーリンク]まとめ
バレーボールのボールが変わるタイミングや、使われているボールの特徴を紹介しました。
バレーボールに使われているボールの細かな違いについて知っている方は、少ないのではないでしょうか。