オリンピックでなにかと話題で、人気のバレーボール。とても観るのもプレイするのも楽しいですよね。
ただ、部活動でバレーボールを行う際、センター(ミドルブロッカー:MB)ポジションを、コーチや監督から「やってみないか?」と頼まれ、実際にやってみたけど「センターとしての動き方がよくわからない…楽しくない。。」という声は意外と多く聞きます。
私は、女子バレー部のマネージャーとしてセンターをやっている人の動きを見てきましたが、なかなかうまく動けずに苦労していました。
「これからセンターとしてやっていく自信がない」「センターをやめたい」という方もいると思います。
今回は、バレーボールをやっていく上でセンターの役割がどういったものか、センターをやっていく際のおすすめの練習法について、ご紹介します。
[スポンサーリンク]目次
バレーボールセンターの主な役割は?
バレーボールのセンターの役割は、相手側のどんなアタックもブロックする守備がメインです。
ブロックをして相手側のアタックの流れを誘導し、仲間が相手のボールをレシーブしやすくすることが大切です。
また低いトスから素早いスパイクであるクイック攻撃を行うことも、バレーボールにおけるセンターポジションの重要な役割と言えます。
バレーボールセンターに向いている人の特徴
バレーボールのセンターに向いている人はどんな人でしょう?
それは
- 背が高い
- ブロックができる
- ジャンプ力がある
- 洞察力・判断力がある
- 素早い動きがとれる
- 体幹(空中バランス)に優れている
人です。
バレーボールのセンターは、ブロックを行うのが役割なので、背が高くブロックができるほどのジャンプ力があることが求められます。
また、相手チームのアタッカーとセッターの動きを読める洞察力・判断力も必要です。
さらに、ブロックの後にクイックとなるために素早く身体を動かせること、仲間とぶつからないようにするための体幹力もあると尚良いですね。
センターの弱点、やっていく上で難しいポイント
バレーボールのセンターは、ゲームが進み、ローテーションで後衛になった際、レシーブの得意な「リベロ」と交代となることが多いです。
コートを左右に動いてブロックをし、クイックといった攻撃で繰り返しジャンプを行い、フェイントといった手を考えて動くため、センターは体力・持久力を奪われます。
その結果
- 仲間と身体がぶつかる
- 仲間の足を踏んで捻挫、骨折を負わせてしまう
トラブルが発生しやすいです。
小柄で俊敏さが特徴のリベロと比べると動きが遅くなりやすいこともあり、後衛にまわった際は交代となるケースが多く、この点が、センターをやっていく上で難しいポイントといえます。
[スポンサーリンク]センターを上達させるためのおすすめ練習法
バレーボールのセンターの役割がご理解いただけたかと思いますので、次に、センターポジションとしてスキルを上達させていく際の
- ブロック
- クイック
のおすすめの練習法をご紹介します。
ブロックの練習法
バレーボールのセンターのブロックの練習は
- 親指と小指に力をこめて、じゃんけんの「パー」の形にする
- 両手の親指を寄せ、手の間をボールがすり抜けないようにする
- 指先を相手コートへ突き出さない(突き指、骨折の原因)
- 手で壁を作るイメージ
- タッチネットをしないように、ネットから少し離れた位置でジャンプをする
- ジャンプのタイミングは相手のスパイカーよりも一瞬遅れるのが目安(または一緒にブロックをする仲間とタイミングを合わせる)
- ジャンプをしながら斜め前方向へ腕を出す
- 身体を「く」の字に曲げて強いスパイクにも負けないようにする
- 選手同士の隙間をないようにして壁となる
- 一対一でブロックを練習し、駆け引きや相手の動きの味方を実践で覚える
点を心がけてください。
スマッシュの練習法
バレーボールのセンター、スマッシュのコツは
- スピード重視で一秒でも早く相手コートへボールを送る(プッシュも可)
- 肘を上げて手首のスナップを使ってボールを打つ
- 強く打つ<早くボールを叩く
- ネットとの間隔を広めに取ってスイングする余裕を保ち、相手のブロックに引っかからないようにする
- 真上にジャンプしてタッチネットをしないようにする
- セッターのコンビネーションがうまくいくよう、声掛けやタイミング、トスの位置を実践で覚える
なので、こちらの点を意識して練習しましょう!
[スポンサーリンク]練習のやり方がわかれば、必ず仲間から必要とされるセンターになれる!
バレーボールのセンターの役割を中心にみてきました。
大まかにイメージはついたと思います。
センターの役割を頭に入れて、練習をしないと
- ブロックがうまくできない
- スマッシュがタイミングよく打てない
- センターとしてチームに貢献できない
- 仲間と連携がとれず怪我をさせる
恐れがあります。
しかし、正しい練習を行えば
- ブロックが上達し、鉄壁のセンターになれる
- スマッシュで相手チームに打撃を与えられる
- チームに貢献できるセンターとなる
- 仲間と連携がとれ、試合でも活躍できる選手になれる
ようになります。
間違った練習法を繰り返しても上達は難しいですが、正しい練習法を行えば少しずつ成長していきます。
できることをひとつずつ増やしていけるよう、日々の練習に励んでいきましょう!